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相次ぐ要人発言の内容により米ドルが反発を見せるのか注視か

相次ぐ要人発言の内容により米ドルが反発を見せるのか注視か

相次ぐ要人発言の内容により米ドルが反発を見せるのか注視か
2022.11.09
本日のポイント
  1. 米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言
  2. 英・カンリフBOE副総裁の発言

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって3日続伸となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の90ドルを割り込み88.4ドルまで低下。一方の貴金属は軒並み高となり、特に上昇が目立ったシルバーは3.8%の反発を見せ、21.3ドルまで上昇している。しかしながら暗号資産は7%強の大幅下落となり、BTCUSDは18,270ドルまで落ち込んでいる。

為替市場は、昨日の米国時間で米ドルが最弱通貨となり、日本円が最強通貨となったことも相まって、米ドル円は148.849から145.167までの下落となった。米ドル円は、先月10月24日の為替介入による下値水準をも下回る位置におり、145円の節目を下抜けると大きなサポートが見当たらなくなるため、米国時間での米ドルの方向性を慎重に判断したい。

本日の指標は、17:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、18:05に豪・ブロックRBA総裁補佐の発言、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:00に英・ハスケルMPC委員の発言、24:00に米・卸売在庫(確報値)、24:30に米・週間原油在庫、25:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、25:30に英・カンリフBOE副総裁の発言、27:00に米・10年債入札が発表予定となっている。相次ぐ要人発言の内容により米ドルが反発を見せるのか、慎重に警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。