昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利安・原油高のリスクオフムードが展開された。商品市場は高安まちまちの展開となり、ゴールドは4時間足200SMAに上値を抑えられる形で停滞しており、1,664ドル台で推移している。米10年債利回りは3.92%まで2%以上低下している。
為替市場は、本日の11:50に日銀金融政策が発表され、前回同様政策金利がマイナス0.10%に据え置かれ、10年物国際金利を0.25%で指値オペすることが決済され、米ドル円は146.000-146.856での乱高下となった。テクニカル的には、米ドル円は日足20MA直下に位置しており、週足ベースでのRSIのダイバージェンスが発生しているため、週末から週明けにかけての下落に警戒したい。
本日の指標は、15:45に仏・生産者物価指数、仏・消費者物価指数、16:00にスイス・KOF先行指数、17:00に独・第3四半期GDP(速報値)、21:00に独・消費者物価指数、21:30に加・GDP、米・個人所得、米・個人支出、米・PCEデフレーター、米・PCEコア・デフレーター、23:00に米・中古住宅販売保留、米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。月末リバランスによる反対売買の値動きに注意しつつ、方向感を静観したい。