昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が反落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは88.2ドルまで上昇。天然ガス以外の商品市場が全般的に上昇となっている。昨日下落していたパラジウムも、1%以上の反発を見せ1,976ドルまで回復している。BTCUSDは節目の2万ドルを回復し20,842付近での推移だ。
為替市場は、昨日BOC政策金利発表が行われ、市場予想の0.75%に対し0.5%利上げに留まった加ドルが、政策金利発表直後に下落した。加ドル円は109.007から107354まで下落。本日のアジア時間でも円買いが進み、107.100まで下伸している。今週月曜日の為替介入時につけた106.791まで下落するのか、方向性に警戒したい。
本日の指標は、15:00に独・GFK消費者信頼感調査、16:00にトルコ・貿易収支、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第3四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、米・耐久財受注、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、26:00に米・7年債入札が発表予定となっている。BOC明けに下落している加ドルの方向性を注視したい。