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米国時間での指標発表による米ドルの値動きに注目か

米国時間での指標発表による米ドルの値動きに注目か

米国時間での指標発表による米ドルの値動きに注目か
2022.10.03
本日のポイント
  1. 米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言
  2. 米・ISM製造業景況指数

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。年初来安値を更新していたゴールドは反発傾向にあり、現在は1,664ドル付近で推移している。原油WTIは日足20MAに沿っての緩やかな下落が継続しており、現在は81.7ドル付近だ。

為替市場は、前週末金曜日に発表された米・8月PCEコアデフレーターが、前回値の4.6%から0.3ポイント上昇し4.9%となり、インフレのピークアウトが見えなかったことから米ドルが小幅上昇となった。米ドル円は4時間足20MAを挟んでのボックス相場が継続しており、下値が若干切り上がっている。しかしながら市場は為替介入を警戒しているため、現価格の144.800からどの程度上昇できるかは、本日のISM次第というところだ。

本日の指標は、15:30にスイス・消費者物価指数、15:45に仏・財政収支、16:00にトルコ・製造業PMI、トルコ・消費者物価指数、16:30にスイス・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、22:05に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・ISM製造業景況指数、27:00に英・マンMPC委員の発言、28:10に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言が予定されている。今週は米・雇用統計を控えているが、米国時間での指標発表による米ドルの値動きに注目したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。