先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって3日続伸となり、株高・金利横ばい・原油高のリスクオン相場となった。続落し一時83ドルまで落ち込んでいた原油WTIは85.4ドルまで回復。ゴールドを含む貴金属は横ばい推移となっている。また、節目の2万ドルを突破できずにいたBTCUSDは21,779まで上昇。イーサリアム・リップルから先行しての上昇となっている。
為替市場は、先週末の金曜日に見られた円買い傾向が週明けのアジア時間では相殺されつつあり、クロス円が全般的に上昇基調となっている。先週末に190pipsの下落を見せたポンド円は、本日のアジア時間ですでに下落の78.6%まで回復。週末高値の166.239まで約40pipsとなっている。日足以上の長期足では上昇フラッグの上限に向けての上昇途中のため、反発が継続するのか注目したい。
本日の指標は、15:00に英・GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産、英・貿易収支、日・工作機械受注、16:00にトルコ・経常収支、トルコ・雇用統計、21:00に印・鉱工業生産、印・消費者物価指数、24:30に米・3年債入札、米・10年債入札が発表予定となっている。今週は英国と米国のCPI発表が行われるが、指標による前後の値動きに警戒したい。