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休場前の米国通貨の値動きに注目か

休場前の米国通貨の値動きに注目か

休場前の米国通貨の値動きに注目か
2022.09.02
本日のポイント
  1. 米・雇用統計
  2. 加・第2四半期労働生産性指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは88.1ドルまで低下。非鉄金属に加え、大豆や小麦など商品全般が下落傾向となっている。昨日、米・アトランタ連銀のボスティック総裁は「インフレ率2%の目標達成にはほど遠い」とし、「経済を減速させる必要がある」とも述べた。

為替市場は、米ドル高と比例し加ドルの勢力が高まっている。加ドル円は105.470から106.600まで約110pips上昇。4時間足75MAがサポートとなり、上昇基調が継続した。ただ、日足ベースでは三尊天井の形成になるかどうかの見極めが必要な局面となっているため、米国時間での価格動向に十分注意したい。

本日の指標は、15:00に独・貿易収支、15:30にスイス・第2四半期非農業部門雇用者数、15:45に仏・財政収支、17:00にノルウェー・失業率、18:00に欧・生産者物価指数、21:00にブラジル・鉱工業生産、21:30に加・第2四半期労働生産性指数、米・雇用統計、23:00に米・製造業受注指数が発表予定となっている。週明けは加・米が休場となるため、休場前の米国通貨の値動きに注目したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。