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月末最終日の反転売買による値動きに要注意か

月末最終日の反転売買による値動きに要注意か

月末最終日の反転売買による値動きに要注意か
2022.08.31
本日のポイント
  1. 米・シカゴ購買部協会景気指数
  2. 加・GDP

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって3日続落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは92.4ドルまで4%以上下落し、ゴールドやシルバーなどの非鉄金属が軒並み下落した。昨日、米・リッチモンド連銀のバーキン総裁は「インフレ率を2%の目標へ下げることにコミットしており、そのためには必要な措置を講じる」と述べ、株価の上値を抑えた。

為替市場は、ポンドの上値が重くなっており、ポンド円が162.570から161.485まで100pipsの下落となった。ポンド円は日足ベースでこの1ヶ月方向感を見失っており、日足RSIは50を挟んでのもみ合いとなっている。なおポンド円は週足ベースで三角保ち合いの中盤に位置しているため、月末要因の急激な価格変動に警戒したいところだ。

本日の指標は、15:00に独・輸入物価指数、15:45に仏・第2四半期GDP、仏・生産者物価指数、仏・消費者物価指数、16:00にトルコ・第2四半期GDP、16:55に独・失業率、18:00に欧・消費者物価指数、20:00に南ア・貿易収支、米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、21:15に米・ADP雇用者数、21:30に加・GDP、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:30に米・週間原油在庫が発表予定となっている。月末最終日の反転売買による値動きに注意したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。