昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって3日続落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは92.4ドルまで4%以上下落し、ゴールドやシルバーなどの非鉄金属が軒並み下落した。昨日、米・リッチモンド連銀のバーキン総裁は「インフレ率を2%の目標へ下げることにコミットしており、そのためには必要な措置を講じる」と述べ、株価の上値を抑えた。
為替市場は、ポンドの上値が重くなっており、ポンド円が162.570から161.485まで100pipsの下落となった。ポンド円は日足ベースでこの1ヶ月方向感を見失っており、日足RSIは50を挟んでのもみ合いとなっている。なおポンド円は週足ベースで三角保ち合いの中盤に位置しているため、月末要因の急激な価格変動に警戒したいところだ。
本日の指標は、15:00に独・輸入物価指数、15:45に仏・第2四半期GDP、仏・生産者物価指数、仏・消費者物価指数、16:00にトルコ・第2四半期GDP、16:55に独・失業率、18:00に欧・消費者物価指数、20:00に南ア・貿易収支、米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、21:15に米・ADP雇用者数、21:30に加・GDP、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:30に米・週間原油在庫が発表予定となっている。月末最終日の反転売買による値動きに注意したい。