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米・CPI発表明けに弱含んでいるユーロと米ドルに注目か

米・CPI発表明けに弱含んでいるユーロと米ドルに注目か

米・CPI発表明けに弱含んでいるユーロと米ドルに注目か
2022.08.11
本日のポイント
  1. 米・30年債入札
  2. NZ・製造業PMI

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅反発となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。昨日の米・7月消費者物価指数(CPI)の発表直後から米10年債利回りは急落し、一時2.68%となった。現在は2.77%台で推移している。原油WTIも米・CPIの発表直後に急落。一時87.6ドルとなったが、現在は91.8ドルまで回復している。

為替市場は、昨日の米国時間で米ドルが最弱通貨・NZドルが最強通貨となり、NZドル/米ドルは、0.6275から0.6434まで160pipsの上昇となった。テクニカル的には、NZドル/米ドルは4時間足20MAに下値をサポートされる形で上昇しており、週足20MAまでしっかりと上昇している。本日確定する週足が大陽線となるのか、注目したい。

本日の指標は、15:30にノルウェー・消費者信頼感指数、16:00にトルコ・経常収支、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数(PPI)、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に米・30年債入札、翌7:30にNZ・製造業PMIが発表予定となっている。昨日急落した米ドルが本日のPPI発表で回復するのか、注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。