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米・雇用統計前のなぎ相場に警戒か

米・雇用統計前のなぎ相場に警戒か

米・雇用統計前のなぎ相場に警戒か
2022.08.04
本日のポイント
  1. 米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言
  2. 米・新規失業保険申請件数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅反発となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。恐怖指数(VIX)は8%以上下落し21.9付近で推移している。また、昨日のOPECプラス閣僚級会合では、9月に日量10万バレルの増産を行うことで合意。小幅増産に留まった。米10年債利回りは2.71%台での横ばい推移をしている。

為替市場は、米株の上昇と比例し米ドルが上昇。ポンド米ドルは1.2207から1.2099まで約100pips下落した。ただ、ポンド米ドルは時間足200SMAで反発しているため、このまま米国時間にかけて下伸するかは慎重に判断したい。また、本日は明日の米・雇用統計を前になぎ相場となっているため、明確な方向性が出てからのエントリーに徹したい。

本日の指標は、15:00に独・製造業受注、17:00に欧・ECB月例報告、17:30に英・建設業PMI、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、20:30に英・ベイリーBOE総裁の記者会見、21:30に加・貿易収支、加・住宅建設許可、米・新規失業保険申請件数、米・貿易収支、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言が予定されている。米国時間での指標発表と要人発言による価格変動に警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。