昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が2日続伸となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは99.0ドル台での推移となっており、商品市場ではプラチナの急落が目立っている。現在のプラチナは839ドル付近だ。ゴールドは節目の1,700ドル台を割り込み1,691ドルまで落ち込んでいる。
為替市場は、本日のアジア時間で最弱通貨となっているNZドルが失速しており、他のクロス円が上昇する中、NZドル円は昨日の米国時間と水準を変えず86.063付近での推移となっている。本日発表された貿易収支がマイナス7.01億NZドルとなり赤字幅が拡大したことが嫌気されている。テクニカル的には、NZドル円は4時間足で三尊天井の様相を呈しており、RSIも60と高水準に位置しているため、調整下落に警戒したい。
本日の指標は、17:00に英・ピルMPC委員の発言、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:00に米・景気先行指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量が発表予定となっている。欧州時間にかけての政策金利発表による価格変動に注意したい。