先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油横ばいの相場展開となった。日本では自民党の安倍元首相が暗殺されたこともあり、ポジション解消からクロス円下落の展開となった。本日の日経平均は300円高の26,800円台で推移している。
為替市場は、黒田日銀総裁による本日の日銀支店長会議での重なる金融緩和継続発言から、クロス円が総じて上昇となり、米ドル円は6月下旬以来137円台に突入。今年高値を更新し、137.276を記録した。米ドル円は日足でのRSIが70に到達しておらず余力が残っているため、本日の米国時間にかけて上伸するのか注目したい。
本日の指標は、23:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、25:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、26:00に米・3年債入札、27:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言が予定されている。今週は米国の消費者物価指数(CPI)発表により米ドルへの注目度が高まる可能性がある。対円・対欧州ともに強含んでいる米ドルが、週の始めから大きな上昇を見せるのか、慎重に判断したい。