昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利安・原油安のリスクオフムードが展開された。米10年債利回りは2.81%へと低下しており、2年債が10年債利回りを上回る「逆イールド」が発生した。原油WTIは、節目の100ドルとなり9%近く急落している。
為替市場は、資源価格急落と同時に、同じく大幅下落となった加ドル円が、106.119から103.591まで2.5円以上の下落となった。加ドル円は、時間足での上昇ウェッジを下抜けると同時に大幅下落となり、4時間足200SMAラインまで急落している。一旦反発が入るにしろ、再び下落基調へ戻るのか、慎重に判断したい。
本日の指標は、15:00に独・製造業受注、17:10に英・ピルMPC委員の発言、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:00に英・カンリフBOE副総裁の発言、米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、22:45に米・サービス業PMI、23:00に米・ISM非製造業景況指数、米・JOLT労働調査、27:00に米・FOMC議事録公表が発表予定となっている。資源価格の暴落で下落している加ドルの動向を警戒したい。