先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が揃って大幅上昇となり、株高・金利高・原油高のリスクオン相場が展開された。米10年債利回りは3.15%まで回復。原油WTIは107.6ドルを回復している。ゴールドも上窓でのスタートとなり、1,835ドルまで上昇している。
為替市場は、クロス円が全般的に下落となる中、豪ドル円の下落が著しく、豪ドル円は94.038から92.971まで100pips以上の下落となった。豪・チャルマース財務省が「国内のインフレ率が年内に7%に達する可能性がある」と発言し、物価上昇による個人消費後退懸念が発生した。
本日の指標は、17:30に香港・貿易収支、21:30に米・耐久財受注、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、24:30に米・2年債入札、26:00に米・5年債入札、26:30に欧・ラガルドECB総裁の発言がある予定だ。弱含んでいる豪ドルの下値余地に警戒したい。