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弱含んでいる豪ドルの下値余地に要警戒か

弱含んでいる豪ドルの下値余地に要警戒か

弱含んでいる豪ドルの下値余地に要警戒か
2022.06.27
本日のポイント
  1. 米・2年債入札
  2. 米・耐久財受注

先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が揃って大幅上昇となり、株高・金利高・原油高のリスクオン相場が展開された。米10年債利回りは3.15%まで回復。原油WTIは107.6ドルを回復している。ゴールドも上窓でのスタートとなり、1,835ドルまで上昇している。

為替市場は、クロス円が全般的に下落となる中、豪ドル円の下落が著しく、豪ドル円は94.038から92.971まで100pips以上の下落となった。豪・チャルマース財務省が「国内のインフレ率が年内に7%に達する可能性がある」と発言し、物価上昇による個人消費後退懸念が発生した。

本日の指標は、17:30に香港・貿易収支、21:30に米・耐久財受注、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、24:30に米・2年債入札、26:00に米・5年債入札、26:30に欧・ラガルドECB総裁の発言がある予定だ。弱含んでいる豪ドルの下値余地に警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。