昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が続落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。米10年債利回りは一時3.49%まで上昇し、現在は3.42%台となっている。ゴールドは1%弱下落し1,815ドル台での推移だ。昨日発表された独・6月ZEW景況感指数(前月比)は、市場予想のマイナス26.8に対しマイナス28.0となり、大幅なマイナス圏での推移となった。
為替市場は、昨日雇用統計発表があり、失業率が前回値の3.7%から3.8%へ悪化したポンドが軟調な展開となっており、クロス円の中でもポンド円の下落が目立っている。ただ、本日未明の米・FOMCを前に全般的に方向感を探る小幅な値動きとなっており、ポンド円は162円から163円内でのレンジ推移をしている。まずは本日のFOMC結果をしっかりと静観したい。
本日の指標は、15:30にスイス・生産者輸入価格、15:45に仏・消費者物価指数(確報値)16:00にトルコ・住宅価格、18:00に欧・欧工業生産、欧・貿易収支、18:15に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・小売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、22:00に加・中古住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫、25:20に欧・ラガルドECB総裁の発言、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見がある予定だ。米政策金利発表による大幅な値動きに十分注意したい。