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FOMC明けの下落している米ドルの動向を注視か

FOMC明けの下落している米ドルの動向を注視か

FOMC明けの下落している米ドルの動向を注視か
2022.06.16
本日のポイント
  1. 英・BOE政策金利と声明発表
  2. 米・建設許可件数

昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が揃って反発となり、株高・金利安・原油安のリスクオンムードが展開された。一時3.45%まで上昇していた米10年債利回りは、3.34%まで反落。短期・長期金利ともに下落傾向となっている。原油WTIは、米国の利上げによる景気減速懸念から反落し、114ドル台となっている。

為替市場は、昨日の米FOMCで1.75%への利上げが発表された米ドルが失速し、他のクロス円が上昇する中、米ドル円は135.583から133.482まで下落した。米ドル円は、4時間足でのRSIが切り下がっている中、チャート上では上値が切り上がる「ダイバージェンス」が発生しているため、指標発表をフックとした下落に警戒したい。

本日の指標は、16:30にスイス・SNB政策金利と声明発表、スイス・ジョーダンSNB総裁の記者会見、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、英・BOE議事録公表、20:30にトルコ・住宅価格指数、21:30に加・卸売売上高、米・新規失業保険申請件数、米・住宅着工件数、米・建設許可件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、翌7:30にNZ・製造業PMIがある予定だ。FOMC明けの下落している米ドルの動向を注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。