先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が揃って大幅下落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフ基調の相場展開となった。米10年債利回りは3.19%まで上昇。米10年債利回り以上に短期金利の上昇が著しく、米2年債利回りは3.5%以上上昇し、現在3.14%付近で推移している。恐怖指数(VIX)は30を超え、33.9までの上昇だ。
為替市場は、目立った窓なくスタート。オセアニア通貨の失速が際立っており、豪ドル米ドルは0.7137から0.7000まで約130pips、1%以上の下落となっている。テクニカル的には、豪ドル米ドルは4時間足RSIが30に到達しており、日足直近下落からちょうど61.8%付近となっているため、下落からの反発勢力に注意したい。
本日の指標は、15:00に英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・貿易収支、16:00にトルコ・経常収支、16:00にトルコ・鉱工業生産、27:00に米・ブレイナードFRB理事の発言がある予定だ。今週は14日(火)の英・雇用統計、15日(水)の米・FOMC政策金利発表、16日(木)の英・BOE政策金利発表とイベントが重なるため、週始めの価格動向をまずはしっかりと見極めたい。