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黒田日銀総裁の発言で円独歩安状態は継続なるか

黒田日銀総裁の発言で円独歩安状態は継続なるか

黒田日銀総裁の発言で円独歩安状態は継続なるか
2022.06.08
本日のポイント
  1. 米・週間原油在庫
  2. 日・黒田日銀総裁の発言

昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が揃って続伸となり、ダウ平均は前日比プラス0.80%の33,180ドルで終了した。半導体指数(SOX)も1%近い上昇となり、3,092となっている。一時3万ドルを割り込み29,350ドルとなっていたBTCUSDは3万ドル台を回復。現在は30,264ドル台となっている。

為替市場は、加ドル・米ドルともに米国通貨が強含んでおり、加ドル円は104.88から106.21まで約130pips上昇。2014年12月初旬以来の水準に達している。ただ日足RSIが77.4まで上昇しておりダイバージェンスが確認できるため、調整下落を考慮しつつ、加ドルの進行方向をしっかりと見極めたい。

本日の指標は、14:45にスイス・失業率、15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、16:35に日・黒田日銀総裁の発言、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・第1四半期GDP、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、23:00に米・卸売在庫、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・10年債入札がある予定だ。円独歩安の展開が週末にかけて継続するのか、注意深く見守りたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。