先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が揃って反落し、株安・金利高・原油高の相場展開となった。先週末金曜日の米・メスター:クリーブランド連銀総裁は「インフレが減速しなければ9月のFOMC会合で0.5ポイントの利上げを行うことを支持する」と発言し、利上げペース後退期待を払しょくした。
為替市場は、底堅く推移していた豪ドルが対米ドルで後退し、豪ドル米ドルは0.726から0.718まで下落した。日足ベースでは75MAに下値を支えられる形となっているため、明日のRBA政策金利発表を控え上昇力を回復し再び上向きとなるのか、まずは本日の値動きを慎重に静観したい。
本日の指標は、欧州・米国ともに重要度の高い指標発表と要人発言は予定されていない。今週末金曜日には米・消費者物価指数が予定されており、週末にかけての米ドルの値動きに注目したい。また、7日(火)には豪・政策金利発表と9日(木)に欧・政策金利発表を控えている。そのため今週は特に豪ドルとユーロの値動きを注視したい。