昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が揃って上昇となり、株高・金利横ばい・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは116ドル付近での横ばい推移が継続している。昨日のOPECプラスでは「増産ペースを拡大する」ことが合意され、7-8月は日量64.8万バレルの増産見通しとなることが発表された。
為替市場は、米ドルが対円で拮抗状態となり、米ドル円は129.51から130.13の間でレンジ推移となった。本日発表予定の米・雇用統計では、失業率予想が3.5%となっているため、まずは前回値の3.6%から低下するのかに注目したい。また、雇用統計発表直後のボラティリティに注意したい。
本日の指標は、15:00に独・貿易収支、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、16:00にトルコ・消費者物価指数、16:55に独・サービス業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、18:00に欧・小売売上高、21:30に米・雇用統計、22:45に米・サービス業PMI、23:00に米・ISM非製造業景気指数、23:30に米・ブレイナードFRB副議長の発言がある予定だ。米雇用統計の結果に十分注意しつつ、米ドルの値動きを注視したい。