昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が揃って続落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。昨日発表された米・地区連銀経済報告(ベージュブック)では、全体の1/3の地区が「経済成長ペースが鈍化している」と指摘したが、依然2/3の地区は緩やかに成長しているとの見方が示された。
為替市場は、円が最弱通貨となり、クロス円が全般的に上昇。昨日政策金利が1.5%へと引き上げられた加ドルは勢いを継続させ、加ドル円は101.64から103.09まで約150pips上昇し、今年高値を更新した。下落していた米ドル加ドルは反転したが、対円では上昇勢力が止まらず促進している。まずは102円台を維持できるのか、加ドル円の値動きに注目したい。
本日の指標は、15:30にスイス・消費者物価指数、18:00に欧・生産者物価指数、20:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、21:15に米・ADP全国雇用者数、21:30に加・住宅建設許可、米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期非農業部門労働生産性、23:00に米・製造業受注指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、23:45に加・ビュードライBOC副総裁の発言、24:00に米・週間原油在庫、26:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言がある予定だ。米国時間での指標発表に注意しつつ、各種通貨強弱を注視したい。