昨日は、米国市場が休場となり、欧州市場は各国が揃って続伸。株高・ゴールド安・原油高の相場展開となった。原油WTIは119.1ドルまで大きく上昇。2月24日のウクライナ戦争開始時の高値に迫る展開となっている。仮想通貨も反発上昇し、BTCUSDは31,590ドルまで伸びている。
為替市場は、欧州通貨が強含んでおり、ユーロ円は136.18から137.97までの上昇となった。今月高値である138.31まで上昇が継続するのかは、他通貨との強弱性に加え、欧州各国のインフレ具合を考慮しつつ慎重に判断したいところだ。まずは4時間足20MAの136.77付近まで調整が入るのか、目先の値動きに注視したい。
本日の指標は、15:45に仏・第1四半期GDP、仏・生産者物価指数、16:00にトルコ・貿易収支、トルコ・第1四半期GDP、16:55に独・失業率、17:30に英・住宅ローン承認件数、18:00に欧・消費者物価指数(速報値)、21:30に加・GDP、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:00に米・消費者信頼感指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数がある予定だ。上昇しているユーロの方向性に注目したい。