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週末の米雇用統計に向けた米ドルの値動きを注視か

週末の米雇用統計に向けた米ドルの値動きを注視か

週末の米雇用統計に向けた米ドルの値動きを注視か
2022.05.30
本日のポイント
  1. 独・ナーゲル独連銀総裁の発言
  2. 加・第1四半期経常収支

先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは115ドルまで上昇。3月25日以来の高水準となっている。先週末金曜日に発表された米・4月個人支出は0.8%の市場予想に対し0.9%となった。横ばい推移だったゴールドは本日のアジア時間に入り上昇し、1,861ドル付近で推移している。

為替市場はドルインデックスの下落に伴い米ドルが失速しており、米ドルは対欧州・対オセアニアともに下落している。特に原油高と並行して上昇している豪ドルに対し下落が著しく、豪ドル米ドルは0.709から0.718まで約100pipsの上昇となっている。豪ドル米ドルの上昇が継続するのか、慎重に判断したいところだ。

本日の指標は、15:00に独・輸入物価指数、日・工作機械受注、16:00にスイス・KOF先行指数、南ア・財政収支、21:30に加・第1四半期経常収支、24:00に米・ウォラーFRB理事の発言、26:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、翌7:45にNZ・住宅建設許可がある予定だ。今週末の米雇用統計に向け米ドルがどのような値動きとなるのか、まずは週始めの動向を慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。