昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。一時的に100ドルを割り込み98.5ドルまで下落していた原油WTIは、現在101ドル台での推移となっている。昨日、米メスター:クリーブランド地区連銀総裁は「インフレ率を引き下げるために0.5ポイント以上の利上げ実施は理に適う」とし、改めてインフレ抑制が最大目標であることが強調された。
為替市場は、株価の回復が見られる中、通貨強弱は拮抗しており、ポンド米ドルは1.229-1.237での方向感を探る値動きとなった。テクニカル面では、ポンド米ドルは4時間足で下値を切り上げる形状へとなりつつあるため、まずは4時間足での20MAをしっかりと実体足で上抜けるのか注視したい。
本日の指標は、16:15に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、17:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・消費者物価指数、23:30に米・週間原油在庫、25:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、26:00に米・10年債入札、27:00に米・財政収支がある予定だ。先週の重なるイベントが明け、力関係が拮抗している市場がどう動くのか注目したい。