先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄が揃って続落となり、株安・金利安・原油安のトリプル安となった。原油WTIは節目の100ドルを割り込み98.7ドルまで低下。資源国市場に大きな影響をもたらしている。ゴールドも同様に下落が止まらず、1,915ドル台での推移となっている。
為替市場は、先週末に日銀黒田総裁が「エネルギー価格の上昇による物価上昇は、米国の状況とは異なっている」とし、物価の安定が最優先である発言をしたが、週明けも先週末の流れを引き継ぎ円高傾向となっている。ポンド円は167.59から164.11まで約350pips下落。4時間足でも下値を支えるサポートラインがないため、更なる下落に注意したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・景気動向指数と設備稼働率、17:00に独・IFO景況指数、19:00に英・CBI企業動向調査、21:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、24:00に加・マックレムBOC総裁の発言がある予定だ。なお本日はオセアニアの2ヶ国が祝日により休場となっている。週明けの為替市場がどのような値動きを見せるのか慎重に判断したい。