昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利安・原油安のリスクオフ相場となった。一時2.5%をタッチしていた米10年債利回りは2.34%まで下落。原油WTIは101ドル台へと3%ほど下落している。昨日バイデン米政権が「価格抑制のため数か月にわたり石油を日量100万バレルほど放出する」計画を検討していると報じられたことが、原油価格下落へつながった。
為替市場は、クロス円がまちまちの値動きになりつつあり、米ドルとユーロが対円で強含む展開となっている。米ドル円は本日のアジア時間で反発を試みており、現在122.23付近となっている。一方、ポンド円は更なる下落を試す値動きとなりつつあり、現在160.25付近で推移している。
本日の指標は、15:00に英・第4四半期GDP(確報値)、英・ネーションワイド住宅価格、独・小売売上高、15:45に仏・生産者物価指数、16:55に独・失業率、20:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、21:30に加・GDP、米・新規失業保険申請件数、米・個人所得、22:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数が発表される予定だ。欧州時間から米国時間にかけて、重なる指標発表に注意したい。