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下落が著しいポンド円の動向を注視か

下落が著しいポンド円の動向を注視か

下落が著しいポンド円の動向を注視か
2022.03.30
本日のポイント
  1. 米・個人消費
  2. 米・PCEコアデフレーター

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が揃って続伸し、株高・金利安・原油横ばいの相場展開となった。一時1,900ドルを割り込み1,890ドルまで下落していたゴールドは、本日のアジア時間で順調に回復。再び1,900ドル台に乗せてきている。また、米2年債と10年債利回りが逆転する「逆イールド」が昨日約2年半振りに見られたが、市場への影響は限定的となった。

為替市場は、円独歩安の局面から一転、本日のアジア時間では日本円が最強通貨となっており、クロス円が先般的に下落している。特に下落が著しいポンド円は、4時間足20MAを既に下回っており、他のクロス円と比較し下落進捗が早くなっている。ただ、ポンド円は時間足で200SMAの上に位置しているため、一旦の反発を考慮しておきたい。

本日の指標は、16:00にスイス・KOF先行指数、17:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、17:10に英・ブロードベントBOE副総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00に独・消費者物価指数(速報値)、21:15に米・ADP全国雇用者数、21:30に米・第4四半期GDP、米・個人消費、米・PCEコアデフレーター、22:15に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、23:30に米週間原油在庫が発表予定となっている。週末にかけて下落しているクロス円がどう動くのか慎重に判断したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。