昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が揃って続落となり、株安・金利安・原油安のリスクオフムードが展開された。原油WTIは98.9ドルまで3%以上下落し、約2週間振りの低水準となっている。ゴールドは反発し、1,936ドル台での推移だ。
為替市場は、本日発表された日銀短観の業況判断指数(DI)が3ポイント悪化していた背景と反比例し、クロス円通貨が大きな上昇を見せている。ポンド円は159.37から161.17まで170pipsほど反発。直近高値の160.77を超える値動きとなっている。ただ、159.37-161.29はレンジ推移が散見されるため、このまま上昇が継続するかは慎重に判断したい。
本日の指標は、16:30にスイス・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、18:00に欧・消費者物価指数(速報値)、21:30に米・雇用統計、22:05に米・エバンズ:シカゴ連銀総裁の発言、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・ISM製造業景況指数、米・建設支出が発表される予定だ。米国時間にかけての指標発表による値動きを警戒したい。