昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって5営業日振りに反落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは112.5ドルまで約6%上昇しており、小麦も同様に大幅上昇となっている。なおゴールド・シルバーは約0.3%の小反発となり、ゴールドは米ドル建てで1,933ドル台での推移だ。
為替市場は、本日のアジア時間で日本円が最弱通貨となっており、ポンド円は156.37から157.78まで約140pips上伸した。テクニカル的には、ポンド円は日足ベースで2度の陰線を除いて3月8日から上昇が継続しているが、日足RSIは70以下となっているため、上昇の継続性に注目したい。
本日の指標は、20:00に英・CBI企業動向調査、21:30に加・鉱工業製品価格と原料価格指数、22:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:00に米・リッチモンド連銀製造業指数、23:35に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、24:15に英・カンリフBOE副総裁の発言、スイス・ジョーダンSNB総裁の発言、27:00に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言が行われる予定だ。弱含んでいる日本円が売られ続けるのか慎重に判断したい。