昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利横ばい・原油高のリスクオン相場となった。ロシアとウクライナの停戦協議に市場の注目が集まる中、売り一巡となり株価が堅調に推移した。市場参加者心理を示す恐怖と欲望指数(Fear &Greed Index)は依然低水準なものの、26へと回復している。
為替市場は、各国が政策金利を引き上げる中、低金利の日本円が最弱通貨となっており、クロス円が全般的に上昇している。他通貨に対し軟調な米ドルも日本円に対しては強含み、米ドル円は本日のアジア時間で118.79付近上値を試す値動きとなっている。ただ日足ベースでのRSIが70を超え76付近となっているため、念のため下落に警戒したい。
本日の指標は、19:00に欧・貿易収支、21:30に加・小売売上高と加・国際証券取扱高、23:00に米・中古住宅販売件数、米・景気先行指数、25:00に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、26:20に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、27:00に米・ボウマンFRB理事の発言がある予定だ。週末のポジション調整による値動きに注意しつつ、価格動向を見極めたい。