昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発上昇となり、株高・金利高・原油安のリスクオン相場となった。2,070ドルの高値圏まで上昇していたゴールドは、1日分の上昇幅を相殺し1,970ドル台まで下落している。また、一時節目の25,000円を割り込み24,000円台になっていた日経平均は再び25,000円台を回復している。
為替市場は、ユーロが最強通貨となっており、対円・対米ドルともに上昇している。特にユーロ円はクロス円の中でも上昇が著しく、125.97から128.46まで約240pipsの反発が見られた。ただ、日足ベースではちょうど20MAの真上に位置する形となっており、上昇が継続するかは、本日のECB政策金利発表を見守ってからの判断が良さそうだ。
本日の指標は、16:00にトルコ・失業率、21:45に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、米・新規失業保険申請件数、米・消費者物価指数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、27:00に米・30年債入札、28:00に米・財政収支、翌6:30にNZ・製造業PMIが発表予定となっている。ECBのラガルド総裁の発言に注目しつつ、通貨強弱を静観したい。