昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって4日続落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。一時反落していた原油WTIは126ドル台まで再び反発している。米国と英国のロシア産原油の禁輸措置が発表され、需給ひっ迫への懸念から再び原油高となっている。
原油価格の反発により、反落していた豪ドル円が時間足200SMAに下値を支えられる形で反発しており、一時83.8ドルをタッチした豪ドル円は、アジア時間の現在84.3ドル付近で推移している。リスクオフ時の円買い傾向が希薄化している中、豪ドルは対円での上昇余地に拍車がかかっている状態だ。
本日の指標は、17:00に豪・デベルRBA副総裁の発言、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、24:00に米・JOLT労働調査、24:30に米・週間原油在庫、27:00に米10年債入札が発表予定となっている。地政学リスクの高まりが払拭されない中、ヘッドラインニュースを注視しつつ価格変動を静観したい。