昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発上昇となり、株高・金利高・原油高のリスクオン相場となった。一時1.8%を割り込んでいた米10年債利回りは1.85%まで回復し、ゴールドが1,925ドル台まで小幅に下落している。しかしながら、投資家心理を示す恐怖指数(Fear &Greed Index)は24まで下落している。
米10年債利回りの上昇から米ドルが堅調に推移している中、対欧州では下落しており、ポンド米ドルは1.327から1.341まで約140pips上昇した。ポンド米ドルは4時間足20MAを実体足でしっかりと抜け切っており、直近高値である1.343まで幅が縮小しているため、このまま勢いをつけて上昇となるのかしっかりと見極めたい。
本日の指標は、16:30にスイス・消費者物価指数、18:30に英・サービス業PMI、21:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、米・チャレンジャー人員削減予定数、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・第4四半期農業部門労働生産性、23:45に米・サービス業PMI、24:00に米・ISM非製造業景況指数、米・製造業受注指数、米・パウエルFRB議長の議会証言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:45に加・マックレムBOC総裁の発言、翌8:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言がある予定だ。米ドル以上に上昇しているポンドの勢いが継続するのか慎重に静観したい。