昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの値動きとなり、株価横ばい・金利横ばい・原油安の相場展開となった。米2年債利回りは、1.50%まで下落し、米10年債利回りが2%台を維持しているため、長短金利幅に乖離が見られる「スティープ化」が確認されており、いったんはリスクオフムードが後退した模様だ。
原油WTIは、節目の90ドルを一時割り込み88.2ドルをタッチした中、オセアニア通貨が堅調に推移しており、豪ドルが最強通貨となったことから、豪ドル米ドルは、0.714から0.721まで70pipsほど上伸した。豪ドル米ドルは、4時間足の上向き平行チャネル内を現在上昇しており、直近高値である0.724を超えられるかに注目したいところだ。
本日の指標は、16:00にスイス・貿易収支、18:00に欧・ECB月例報告、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、22:30に加・住宅価格指数、加・国際証券取扱高、米・新規失業保険申請件数、米・住宅着工件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、25:00に米・週間天然ガス貯蔵量、米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、翌7:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言が発表予定となっている。上伸しているオセアニア通貨の伸び率に注目したい。