昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって反発上昇となり、株高・金利高・原油安のリスクオン相場となり、ハイテクや景気敏感株の上昇が見られた。昨日発表された米・生産者物価指数(PPI)は、前年同月比で市場予想を上回る9.7%となり、前回値と一致した。恐怖指数(VIX)は9%ほど下落し、25.7付近となっている。
為替市場は、ウクライナ情勢の緊迫懸念が後退したことから、リスクオン相場へと戻り、クロス円が全般的に上昇。ポンド円は、155.97から156.80まで上昇した。ただ、ポンド円は、ユーロ円や豪ドル円と比較し上昇勢力が弱いため、本日の欧州時間から米国時間にかけて、上昇が継続するのか慎重に判断したいところだ。
本日の指標は、16:00に英・消費者物価指数、英・生産者物価指数、英・小売物価指数、17:00に南ア・消費者物価指数、19:00に欧・鉱工業生産、20:00に南ア・小売売上高、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・輸入物価指数、加・卸売売上高、加・製造業売上高、加・消費者物価指数、23:15に米・鉱工業生産、27:00に米・20年債入札、28:00に米・FOMC1月分議事録公表が行われる予定だ。英・消費者物価指数の結果により、ポンドの値動きに勢いが出るのか慎重に静観したい。