昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となった。S&P500種は前日比0.6%高の7,519.12、ナスダック総合指数は1.2%高の26,656.18とそろって最高値を更新した一方、ダウ工業株30種平均は0.2%安の50,461.68となった。米10年債利回りは中東情勢を巡る緊張緩和期待を背景に低下し、WTI原油は前日に急伸した後、米国とイランの協議進展を見極めるなか、90ドル台前半へ反落した。天然ガスは底堅く推移し、貴金属は米国とイランの協議や米金融政策の行方をにらみ、金が方向感を探る展開となった。株式市場はAI関連株を中心とした買いが優勢となる一方、商品市場では中東情勢への思惑が意識される地合いとなった。
為替市場は、米国とイランの協議進展期待を背景に原油価格が下落し、インフレ警戒がやや和らぐ一方、米ドルが対円で底堅く推移したことが主材料となった。USD/JPYは158円台後半から159円台前半で推移し、足元でも159円近辺で方向感を探っている。160.00近辺では引き続き為替介入警戒が意識されやすい一方、158.00近辺を維持できるかが下値の焦点となりそうだ。本日はニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利や米製造業関連指標を確認しつつ、米ドルが159円台で値持ちできるか慎重に見極めたい。
本日の指標は、20:00に米MBA住宅ローン申請指数、23:00に米5月リッチモンド連銀製造業指数の発表が予定されている。RBNZ政策金利は前回2.25%からの政策判断が注目されており、声明内容を通じてNZドルやオセアニア通貨の反応が出やすい。米国時間は住宅ローン申請指数とリッチモンド連銀製造業指数を手掛かりに、米金利、株式、ドル円の反応を慎重に見極めたい。