昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは55.9ドル付近で推移。天然ガスにいたっては前日から約5.33%急落し、3.85ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上げ幅が目立ったパラジウムは、前日比プラス1.13%の1,766ドル台まで回復した。
為替市場は、昨日発表された米・11月消費者物価指数(CPI)が前年比で市場予想の3.1%を下振れ2.7%となったことで、米ドルが対ポンドで下落した。ポンド米ドルは1.3340から1.3446まで上昇。時間足200SMAが下値支持線となり上向いた。4時間足では、20MAをまたいでの値動きに終始しており、日足では200SMAより上位にてRSIを61から66まで引き上げている最中だ。
本日の指標は、6:00にNZ・消費者信頼感指数、6:45にNZ・貿易収支、8:30に日・消費者物価指数、9:00にNZ・ANZ企業景況感、9:01に英・GFK消費者信頼感調査、9:30に豪・民間部門信用、正午前後に日・BOJ政策金利と声明発表、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、16:00に英・小売売上高、独・生産者物価指数、独・GFK消費者信頼感調査、16:45に仏・生産者物価指数、20:00に英・CBI流通取引調査、22:30に加・小売売上高、24:00に米・中古住宅販売件数、米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。CPI後に弱含んだ米ドルの下値余地に注目したい。