昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは69.2ドル付近でのなぎ推移となった。一方の天然ガスは8.1%以上上昇し、3.19ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、反発が入ったパラジウムは、前日から2.7%値を上げ、1,036ドルまで回復した。
為替市場は、昨日発表された加・10月消費者物価指数(CPI)が、前年比で前月の1.6%から2.0%に上昇したことで、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は109.246から110.833まで上昇。時間足200SMAのレジスタンスラインを大きく上抜けた。4時間足では200SMAがサポートラインとなっており、日足ではRSIが中央付近の50から57まで上昇している。
本日の指標は、16:00に英・消費者物価指数、英・生産者物価指数、英・小売物価指数、独・生産者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:00に米・バーFRB副議長の発言、24:30に米・週間原油在庫、25:00に米・クックFRB理事の発言、27:00に米・20年債入札が発表予定となっている。加CPI上昇にて上向いた加ドルの上値余地に十分警戒したい。