先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは59.0ドル台で推移。一方の天然ガスは、前日から約6.29%高騰。4.86ドル台へと移行した。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日から5.84%急騰。56.4ドル台まで回復した。
為替市場は、11月28日に発表された加・9月実質GDPが前年比で前月の0.7%から1.0%となり市場予想を上振れたことで、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は111.205から112.002まで上昇。時間足200SMAに下値をサポートされRSIを41から74まで引き上げた。4時間足では、20MAに沿っての上昇トレンドが発生しており、日足でも4時間足と同様の値動きが見られている。
本日の指標は、6:45にNZ・住宅建設許可、8:50に日・設備投資、10:05に日・植田日銀総裁の発言、17:55に独・製造業PMI、18:00に欧・製造業PMI、18:30に英・消費者信用残高、英・マネーサプライ、英・製造業PMI、23:45に米・PMI購買担当者景気指数、24:00に米・IS製造業景況指数、24:30に英・ディングラMPC委員の発言が予定されている。対円で上昇した加ドルの上値余地に警戒したい。