loading
search

対米ドルで上昇したユーロが強さを維持するのか方向性に注目か

対米ドルで上昇したユーロが強さを維持するのか方向性に注目か

対米ドルで上昇したユーロが強さを維持するのか方向性に注目か
2025.11.10
NEW
本日のポイント
  1. 豪・ハウザーRBA副総裁の発言
  2. 日・景気先行CI指数

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の60ドル台を回復し、60.2ドルまで約0.92%高騰。天然ガスも同様に上昇し、4.47ドルまで約1.85%回復した。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の目立ったプラチナは、前日から1.91%上昇。1,583ドル台まで値を上げた。

為替市場は、7日に発表された独・9月貿易収支が、前月の172億ユーロから153億ユーロとなり市場予想を下振れたにも関わらず、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.1529から1.1590まで3日続伸。時間足20MAが下値支持線となり上向いた。4時間足では、レジストされていた75MAラインを実体足で上抜けており、日足ではRSIが32から45まで反発上昇している。

本日の指標は、8:30に豪・ハウザーRBA副総裁の発言、8:50に日・日銀金融政策決定会合における主な意見書の公表、12:40に日・中川日銀審議委員の発言、14:00に日・景気先行CI指数、日・景気一致CI指数、18:00に英・ロンバルデッリBOE据え置き副総裁の発言、27:00に米・3年債入札が発表予定となっている。対米ドルで上昇したユーロが強さを維持するのか、方向性に注目したい。

author

著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。