昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは59.7ドルまで約0.74%下落。天然ガスは前日から1.23%低下し、4.26ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅が目立ったパラジウムは、前日比プラス2.10%の1,432ドル台を回復した。
為替市場は、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は152.963から154.350まで上昇。時間足200SMAが下値支持線となり反発した。4時間足では、75MAからのローソク足回復が見られており、日足では10MAにサポートされながらの今年9月からの上昇トレンドが継続している最中だ。なお週足では、ボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークとなっている。
本日の指標は、8:30に日・毎日勤労統計、9:30に豪・貿易収支、16:00に独・鉱工業生産、18:30に英・建設業PMI、19:00に欧・小売売上高、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、21:30に米・チャレンジャー人員削減数、ベイリーBOE総裁の記者会見、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、24:00に加・Ivey購買部協会指数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:00に米・バーFRB理事の発言が予定されている。対円で上昇している米ドルの上値余地を注視したい。