loading
search

加・住宅着工件数改善も対円で軟化した加ドルの下伸性に注目か

加・住宅着工件数改善も対円で軟化した加ドルの下伸性に注目か

加・住宅着工件数改善も対円で軟化した加ドルの下伸性に注目か
2025.10.17
NEW
本日のポイント
  1. 米・ムサレム:セントルイス連銀総裁の発言
  2. 加・国際証券取扱高

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安のトリプル相場となった。原油WTIは56.8ドルまで約2.50%下落。天然ガスにいたっては、前日から4.19%急落し、2.90ドル台まで低下した。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から5.82%高騰。1,671ドル台まで値を上げた。

為替市場は、昨日発表された加・9月住宅着工件数が、前月の24.58万件から27.92万件に改善し、市場予想を上振れたにも関わらず、加ドルが対円で下落した。加ドル円は107.849から106.891まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では、10MAに沿っての下降トレンドが先週末から継続しており、日足では6日続落。ボリンジャーバンド+3σから中心線へと回帰している。

本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、15:35に日・内田日銀総裁の発言、18:00に欧・消費者物価指数、18:35に英・ピルMPC理事の発言、20:00に英・グリーンMPC委員の発言、21:30に加・国際証券取扱高、21:45に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、25:00に英・グリーンMPC委員の発言、25:15に米・ムサレム:セントルイス連銀総裁の発言、25:30に英・ブリーデンBOE総裁の発言副総裁の発言が予定されている。住宅着工件数改善も対円で軟化した加ドルの下伸性に注目したい。

author

著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。