昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは63.3ドルまで1.28%下落。天然ガスも同様に上値が重くなり、前日から1.12%低下し3.08ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から2.08%低下。1,176ドル台で推移した。
為替市場は、豪ドルが米国時間で最弱となった。他のクロス円が上昇する中、豪ドル円は97.952から97.422まで下落。時間足20MAに沿って低下し、200SMAを下抜けた。4時間足では、10MAに上値をレジストされながら後退しており、日足ではボリンジャーバンド+2σタッチからの反落にて2日続落している。
本日の指標は、8:50に日・機械受注、10:30に豪・雇用統計、15:00にスイス・貿易収支、16:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、17:00に欧・経常収支、18:00に欧・建設業生産高、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、英・BOE議事録公表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、22:00にSARB南ア・政策金利と声明発表、23:00に米・景気先行指数、翌7:45にNZ・貿易収支が発表予定となっている。米ドル高・豪ドル安となった通貨強弱性を慎重に注視したい。