先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは62.8ドルまで約0.88%下落。一方の天然ガスは前日から0.96%値を上げ、2.95ドル台を回復した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上昇幅が目立ったシルバーは、前日から1.48%上昇。42.1ドル台で推移した。
為替市場は、12日に発表された独・調和消費者物価指数(HICP)の確報値が、前年比前月比ともに前月と変わらなかったことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は172.539から173.439まで上昇。時間足20MAに下値を支持される形で値を上げた。4時間足では、10MAに沿っての上昇トレンドが継続しており、日足では20MAからの反発が入っている状況だ。
本日の指標は、8:01に英・ライトムーブ住宅価格、15:30にスイス・生産者輸入価格、18:00に欧・貿易収支、加・中古住宅販売件数、21:30に加・製造業生産高、加・卸売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、27:10に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。独・CPIが下がらず対円で上昇したユーロの上値余地を慎重に見極めたい。