昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは63.3ドルまで約0.94%上昇。一方の天然ガスは前日から水準を変えることなく3.08ドル台にとどまった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、史上最高値を更新したゴールドは、一時3,673ドルをタッチ。現在は3,642ドル台で推移している。
為替市場は、欧州通貨が弱含み、スイスフラン・ユーロの下げが目立った。ユーロ円は173.515から172.136まで下落。時間足20MAからボリンジャーバンド-3σに沿ってのバンドウォークが確認された。4時間足では、75MA直下にて172円台ミドルでのもみ合いを見せており、日足ではかろうじて20MAに下値をサポートされながらの水準を維持している状況だ。
本日の指標は、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、20:45にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言、21:30に米・生産者物価指数、23:00に米・卸売在庫、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・10年債入札が発表予定となっている。弱含んだ欧州通貨が要人発言等により回復を見せるのか、回復余地に注目したい。