昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは62.5ドルまで下落。天然ガスも同様に上値が重くなり、前日から0.90%低下し3.08ドル台へと移行した。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から3.69%値を上げ1,166ドル台まで高騰した。
為替市場は、週末の石破内閣総理大臣の辞任表明を受け、終日日本円が最弱となった。フラン円は90pipsのギャップアップで週明けがスタート。184.718から186.207まで上昇した。4時間足では、ボリンジャーバンド+3σまで値が伸びており、日足ではRSIが68まで高騰している状況だ。なお本日のアジア時間では昨日の上窓を埋めるように価格が低下しているため、欧州時間での方向性に警戒したい。
本日の指標は、8:01に英・BRC既存店売上高、8:50に日・マネーストック、9:30に豪・Westpac消費者信頼感指数、10:30に豪・NAB企業景況感、15:00に日・工作機械受注、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、18:30に南ア・第2四半期実質GDP、19:00に米・中小企業楽観指数、20:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、20:50にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言、24:15にブリーデンBOE副総裁の発言、26:00に米・3年債入札が発表予定となっている。弱含んだ日本円の回復余地を慎重に静観したい。