先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは61.5ドルまで約0.35%低下。天然ガスにいたっては前日から1.95%下落。3.02ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、下落幅が目立ったパラジウムは、前日から1.27%低下。1,127ドル台へと反落した。
為替市場は、5日に発表された加・8月雇用統計にて、失業率が前月の6.9%から7.1%に悪化したことを受け、加ドルが米国時間で最弱となった。加ドル円は107.463から106.165まで下落。時間足ボリンジャーバンド-3σに沿って値を下げた。4時間足では、RSIが30直下まで低下しており、日足では200EMA直下へとローソク足が移行している。
本日の指標は、8:50に日・実質GDP、日・GDPデフレーター、日・国際収支、14:00に日・景気ウォッチャー調査、15:00に独・鉱工業生産、独・貿易収支、28:00に米・消費者信用残高、翌7:45にNZ・第2四半期製造業活動が発表予定となっている。失業率の大幅悪化にて最弱となった加ドルの下値余地を慎重に静観したい。