昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは63.7ドルまで約2.93%低下。一方の天然ガスは、前日から約2.64%上昇し、節目の3.0ドルを突破。3.07ドル台へと推移した。主要貴金属5銘柄は銅以外が上昇となり、唯一下落した銅は、前日比マイナス0.75%の4.61ドル台へと移行した。
為替市場は、昨日発表された豪・第2四半期実質GDPが、前年比で前回の1.3%から市場予想の1.5%を上振れ1.8%となったことで、豪ドルが米国時間で最強となった。豪ドル円は96.474から97.293まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇トレンドが発生した。4時間足では、10MAに下値をサポートされる形で先週からの上向き傾向が継続しており、日足では10日続伸。RSIが39から62まで上昇している最中だ。
本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、10:00に豪・ハウザーRBA副総裁の発言、10:30に豪・貿易収支、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、18:00に南ア・経常収支、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、21:15に米・ADP雇用者数、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・貿易収支、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・ISM非製造業景気指数、25:05に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言が予定されている。原油価格下落も米国時間で最強となった豪ドルの上値余地を注視したい。