昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは65.6ドルまで約0.91%上昇。天然ガスも同様に値を上げ、前日から1.59%上昇し2.99ドル台にて推移した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したゴールドは前日から1.19%高騰。3,546ドルをタッチし、史上最高値を更新した。
為替市場は、弱含んでいた日本円と同様、ポンドが最弱となった。ポンド米ドルは1.3549から1.3341まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行し、ボリンジャーバンド-3σに沿って値を下げた。4時間足では、200SMAの下値支持線にて躊躇なく下抜けており、日足では先月上昇幅のすでに半値分まで価格が低下している状況だ。なお本日のアジア時間でもポンドの軟化が継続しているため、欧州時間での値動きに注意したい。
本日の指標は、10:30に豪・第2四半期実質GDP、16:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、16:55に独・非製造業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、豪・ブロックRBA総裁の発言、17:30に英・サービス業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、19:00に南ア・BER企業信頼感指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・労働生産性、22:00に米・ムサレム:セントルイス連銀総裁の発言、23:00に米・製造業新規受注、米・JOLTS求人、米・耐久財受注、27:00に米・地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表予定となっている。最弱となったポンドの回復余地を慎重に静観したい。