昨日は、米国市場が祝日により休場となり、債券市場は金利高・商品市場は原油高の相場展開となった。原油WTIは64.7ドルまで約1.25%上昇。一方の天然ガスは前日から約0.60%低下し、2.97ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったプラチナは、前日比プラス4.69%の1,433ドルへと回復した。
為替市場は、月初に日本円が最弱となった。拮抗したフラン円以外のクロス円が上昇。特に上げ幅の大きかったポンド円は198.249から199.563まで上昇し、時間足20MAに沿っての上昇トレンドを形成した。4時間足では、下抜けていた200SMAからの回復が見られ、ボリンジャーバンド+2σまで値が伸びた。日足では20MA下位から上位へと帰還している。なお本日のアジア時間でも日本円が弱含み、先月高値圏が視野に入ってきている状況だ。
本日の指標は、8:50に日・マネタリーベース、10:30に豪・第2四半期経常収支、日・氷見野日銀副総裁の発言、15:45に仏・財政収支、18:00に欧・消費者物価指数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、米・ISM製造業景気指数、米・建設支出が発表予定となっている。弱含んだ日本円がさらに軟化していくのか、欧州時間での値動きに警戒したい。