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弱含んだ日本円がさらに軟化していくのか欧州時間での値動きに警戒か

弱含んだ日本円がさらに軟化していくのか欧州時間での値動きに警戒か

弱含んだ日本円がさらに軟化していくのか欧州時間での値動きに警戒か
2025.09.02
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本日のポイント
  1. 日・氷見野日銀副総裁の発言
  2. 欧・消費者物価指数

昨日は、米国市場が祝日により休場となり、債券市場は金利高・商品市場は原油高の相場展開となった。原油WTIは64.7ドルまで約1.25%上昇。一方の天然ガスは前日から約0.60%低下し、2.97ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったプラチナは、前日比プラス4.69%の1,433ドルへと回復した。

為替市場は、月初に日本円が最弱となった。拮抗したフラン円以外のクロス円が上昇。特に上げ幅の大きかったポンド円は198.249から199.563まで上昇し、時間足20MAに沿っての上昇トレンドを形成した。4時間足では、下抜けていた200SMAからの回復が見られ、ボリンジャーバンド+2σまで値が伸びた。日足では20MA下位から上位へと帰還している。なお本日のアジア時間でも日本円が弱含み、先月高値圏が視野に入ってきている状況だ。

本日の指標は、8:50に日・マネタリーベース、10:30に豪・第2四半期経常収支、日・氷見野日銀副総裁の発言、15:45に仏・財政収支、18:00に欧・消費者物価指数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、米・ISM製造業景気指数、米・建設支出が発表予定となっている。弱含んだ日本円がさらに軟化していくのか、欧州時間での値動きに警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。