先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは地政学リスクが反映され79.0ドルまで上昇。一方の天然ガスは前日から4.04%低下し、3.99ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく低下したプラチナは、前日から2.73%下落。1,261ドル台まで値を下げた。
為替市場は、ユーロが米国時間で最強となった。ユーロ円は167.068から168.396まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが見られた。4時間足ではボリンジャーバンド+3σまでローソク足が伸びており、日足では10MAに沿っての上昇トレンドが今月に入り継続している状況だ。
本日の指標は、16:30に独・製造業/非製造業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、22:45に米・PMI購買担当者景気指数(製造業/非製造業/コンポジット)、23:00に米・中古住宅販売件数、米・ボウマンFRB副議長の発言、24:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。今年高値を大きく更新したユーロ円の上値余地に十分警戒したい。