昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利安・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは73ドル台ミドルでの横ばい推移となった一方、天然ガスは前日から約4.93%急騰。4.06ドル台まで回復した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したプラチナは、前日から5.3%上昇。1,336ドル台まで値が伸びた。
為替市場は、本日のSNB政策金利発表を控えたスイスフランが、対円で大きく下落した。フラン円は177.990から176.843まで下落。時間足10MAに沿っての下落が見られた。4時間足では20MAを割り込み75MAに向けて値が落ちており、日足では直近3営業日分の上昇幅を相殺している。このまま本日の政策金利発表にてスイスフランがさらに弱含んでいくのか、警戒したい。
本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、10:30に豪・雇用統計、15:00にスイス・貿易収支、16:30にスイス・SNB政策金利と声明発表、欧・ラガルドECB総裁の発言、17:00にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言、18:00に欧・建設業生産高、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、英・BOE議事録公表、トルコ・TCMB政策金利と声明発表が予定されている。25bp利下げ予想となっているSNBにてスイスフランが弱含むのか、値動きに警戒したい。