先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは前日から約1.63%上昇。61.7ドルまで値を上げた。天然ガスも同様に上昇となり、3.70ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上昇となり、唯一低下したパラジウムは、前日から2.0%低下。節目の1,000ドルを割り込み999ドル台へ下落した。
為替市場は、欧州時間から米国時間にかけてオセアニア通貨が最強となった。NZドル円は84.687から85.447まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足ではボリンジャーバンド-2σからの反発が入っており、日足では下抜けていた20MAへの回帰が見られている。このまま本日の欧州時間でもオセアニア通貨が強含んでいくのか、注目したい。
本日の指標は、14:00に日・景気動向指数、22:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、23:30に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。なお本日は米国と英国が祝日により休場となる。米国時間での重要指標は特に予定されていない。欧州時間から米国時間にかけて最強となったオセアニア通貨の方向を慎重に見極めたい。