続落している米ドル円の継続的な下落に注目

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは61.2ドルまで2.7%ほど低下。一方の天然ガスは前日から9.8%ほど急騰。3.73ドルまで値を上げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、特に下落が目立った銅は、前日から0.42%ほど低下。4.67ドル付近で推移した。

為替市場は、米ドルが欧州時間から米国時間にかけて最弱となった。米ドル円は144.571から143.567まで下落。時間足20MAに沿っての緩やかな下降が見られた。4時間足では10MAに沿っての下降が継続しており、日足では6日続落。すでにサポートラインと見られた20MAを下回っている。このまま本日の米国時間でも米ドルの軟化が継続するのか、注目したい。

本日の指標は、10:30に日・野口日銀審議委員の発言、15:00に日・工作機械受注、16:15に英・ブリーデンBOE副総裁の発言、16:30に独・製造業/非製造業PMI、17:00に欧・製造業/非製造業PMI、独・IFO景況指数、17:30に英・製造業/非製造業PMI、20:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、21:30に加・鉱工業製品価格、米・新規失業保険申請件数、22:45に米・製造業/非製造業PMI、23:00に米・中古住宅販売件数が発表予定となっている。続落している米ドル円の継続的な下落に注目したい。